子どもの貧困と虐待について
おはようございます。
今日は夜勤明けの休日。
朝から布団を干して、掃除機をかけて大好きなチーズのパンを食べて幸せです。
3月12日大阪府社会福祉会館で行われた、Child Abuse研究会による『子どもの貧困と虐待について』という講演会に行ってきました。
目的は、NPO法人 大阪子どもの貧困アクショングループの代表である徳丸ゆき子さんのお話。
大阪子どもの貧困アクショングループがどのような活動をしているのかはHPで拝見させていただいていたが、やはり直接話を聞きたいと思い参加しました。
他にも大阪府・堺市・大阪市の児童相談所の方の児童虐待や一時保護についての話もありましたが、主に大阪子どもの貧困アクショングループのことを書きたいと思います。
大阪子どもの貧困アクショングループの代表、徳丸さんはとてもユニークでシャキシャキしている印象。根拠をはっきりと示し、わかりやすく話をしてくださいました。
子ども時代は不登校を経験されたり、しんどい思いをされていたそうです。
そして現在は大阪子どもの貧困アクショングループの代表であり、シングルマザー。
大阪子どもの貧困アクショングループは大阪市西区2児放置死事件、北区母子変死事件を受け、「悲劇を繰り返したくない!」と子ども支援関係者を中心に有志が集まり団体を立ち上げるに至ったそうです。
激しい母親バッシングのあった大阪市西区2児放置死事件の母は23歳。3歳、1歳の子どもを抱えた若い23歳の母親は風俗関係の仕事をしていた。
ニュースでは「なぜ?」が多かったが、「日本の社会は今そんなことが当たり前の現実なんだよ!」という感じですね。
23歳で3歳、1歳の母が仕事できるところは限られます。しかも好条件なわけがない。
母親だけが悪いのでしょうか?
親戚は何をしていたのでしょうか?
それとも親戚から逃げないといけないような理由があったのでしょうか?
そしてバッシング対象にならない父親は何をしているのか?責任は?養育費は?・・
いつも思うのが、これが21歳の父、3歳、1歳の父子家庭で起きた場合はもちろん父はバッシングを受けますが、確実に母親もバッシングを受けます。(しかも逆の場合よりもひどい!)
厚木市で起きた放置死事件もそうです。
DVも虐待も加害者は父です。
なのに非難されると同時に「父親だから何もわからなかったのかな?家事はできたのか?」と同情の声が上がってきそう・・・
逆に
「母親は何をしていたのか?」
「DVで逃げるときになぜ子どもを連れて行かなかったのか」・・・ニュースで言っていました。裁判の様子も放送されていました。
この子育て=母親の責任であるという認識に嫌悪感しかない私です。
離婚して養育費を払わない父親が8割だというのに。こちらのほうがよっぽど無責任だと思います。
話が脱線しました。戻します。
徳丸さんの自己紹介に続き、国の動きや社会的背景のお話がありました。
・2009年は国が相対的貧困率(15.7%)を出し、子どもの貧困元年と言われている。
・2012年には相対的貧困率が16.3%となる。
・2014年1月 子どもの貧困対策基本法が施行される
この法律にには、5年間でSSWを1万人増やすという具体的な目標が書かれている一方、生活支援については具体的な支援策は書かれていない。徳丸さんはその「生活支援という福祉的観点で今の生活を支えることが必要」とおっしゃっていました。
私も同感です。
確かにSSWを増やすことは学校と地域をつなぐ、支援につなげるという点では大切な役割を担っているので、大切なこと・必要なことだと思います。
しかし、「助けてほしい」と言ってもいいんだという考えがないと、こぼれ落ちてしまう子どもたちがいます。身なり等で支援者側がキャッチすることが可能な子はまだいいです。非行で外に出る方がマシです。
でも引きこもりや不登校の「助けて」と自ら言えない子どもたちを支援へひっぱりこむのはとても難しい一方より必要だと言えるでしょう。
大阪子どもの貧困アクショングループの活動
・目的:子どもの貧困をなくすこと。見えにくい子どもの貧困を明らかにするために子どもや家庭の生活を調査し、子ども・親・周りの大人をサポート。
・短期・中期・長期の視点を持ち、その中で事業や活動を展開。
短期:緊急介入(調査、夜回り、相談支援、ごはん会、イベント・・)
中期:モデル事業「養育の社会化」月1お父さん
長期:政策提言(例えば、2015年7月子どもの貧困対策 政策パッケージに関する提言をあずのばと提言)
活動の時の話で民間ならではの大切かつ重要な支援だと感じたのは、
「ほぐす」という支援。
「まずはごはん!」という入り口から、少しずつ関係作りを行い、やっと困っている親・子どもたちがいろいろ語れるようになるその語りから得た情報を元に必要な支援につなげる。
ただ、そのような支援につながることに抵抗を示す人もいます。それはただのわがままではなく「恥ずかしい」という気持ちがブレーキをかけるため。
そんな人たちに説得もするそうです。
この説得。私はとても大切だと思っています。
「人に迷惑をかけてはだめ」
と小さい頃から叩き込まれて育ってきましたよね?
しかもそんなことをすると「家族の恥」だという意識が日本は強いのではないのでしょうか?
「自己責任」という意識も強い。
でも、周りに迷惑をかけない人なんてちょっと怖いわ。笑
みんな何かしら手伝ってもらって、迷惑をかけて必死に生きている。
特に子育て中の家族は。
市役所などの行政も必要な支援については当事者へ説得して受けるように話をします。
でもどうしても行政の言葉なので、当事者に響かないこともしばしば。
「あんたに何がわかるの?わかったような言い方してほしくない」とか
「行政も本当は受けてほしくないのに、仕事だからって仕方なく言ってるんじゃないの?」とか
思ってしまうのではないかな?と思います。
だから、ごく身近に関わる支援者・仲間が説得する力は行政の言葉よりも何倍もあるんだと思います。
「これまでの私たちを見てくれている」という安心感
「見捨てないで一緒に考えてくれている」という信頼感
そんな気持ちの基盤を周りに作ってもらう中で「私も支援を受けていいんだ」と当事者自身が思える。
これが本当に大切だと思います。
「子どもも親も困った時には助けてと言ってもいいんだよ」
というのはそれを受け止められる環境があってこそです。
大阪子どもの貧困アクショングループはそれを受け止められる場所も作っているんですね!
子どもの貧困と虐待について
・この2つの事柄が密接に絡み合っていることが調査の結果出ている。
・大阪子どもの貧困アクショングループが実施したシングルマザー100人の調査結果として、9割が暴力の話が出る(子どもの頃の虐待、DVなど)。DVは7割。
・調査報告書が完売で買えず、詳細はわかりません。
最後に
講演の内容と、自分の考えたことを羅列した内容になってしまいましたが、
講演会に行くことができて良かったです。
社会的な背景について知っているつもりでも知らないことってたくさんあるし、
自分の仕事が何につながっているのかも改めて知る機会になりました。
今は目の前の仕事を頑張って、目の前の子どもたちに必要な支援をしていきたいと思います。
将来的にはグレーゾーンでもがいている子どもたちがレッドゾーンに落ちてしまわないような支援をしていきたいと思います。
では、今日はこの辺で。
『男脳と女脳』(茂木健一郎)を読んで母親が男の子の子育てに難しさを感じることについて考えてみた。
こんにちわ☆
久しぶりの投稿。
3日間でばーっと読んだ本『男脳と女脳』。
文字数がそこまで多くないため読みやすかった。
大学生の時から脳については興味があって、男女の性差は脳の構造にもよるものだし、対人援助をする上ではその脳のことを知る必要もあるかな?と思っていた。
でも脳幹だか、前頭葉とか、海馬とか・・・結局ぐちゃぐちゃのまま。笑
本気を出していないということだが・・・
この本はめっちゃ簡単に書くと
・脳の構造の話はほとんど出ず、具体的な例を出しながら双方の特徴を書いているため、男脳と女脳の違いが分かりやすく書かれている。
・男性・女性がどのようにして脳の鍛えたり、伸ばしたりしたらいいのか書かれている。
簡単の簡単の簡単に違いを書くと、
・男:理屈で物事を考える
女:好き・嫌いで判断、感情で周りをコントロールしようとする。
・男:結果重視 女:プロセス重視
・男:ヒエラルキー関係を作ろうとする 女:フラットな関係を作ろうとする
・男:敵に対し共感回路をシャットダウンできる。(敵と見なせばふるい落とすことに抵抗感がない)
・女:共感能力が高いため、医療・福祉・教育・コーディネーターの仕事が向いている。
茂木氏は双方の違いを書いた上で
これからの時代は男脳も女脳も持ち合わせた「ハイブリット脳」を持つべきだとする。
男は共感能力を上げ、女は専門性を深く追求するといいという。
また、いろいろなことに対し自分の思い込みでガラスの天井=限界を作ってしまっているが、それを打ち破ることは可能でどんどん挑戦すべきだとも書いていました。
本当はこんなに薄っぺらい内容ではなく、もっといろいろ書いています。笑
本を読んで思ったことは
・母が男の子を育てにくいと感じるのは、性別による脳の違いにより理解できない部分が多いことも関係しているのではないか?ということ。
女脳は他者からどう見られているのかという意識を幼少期から持つ(持たされる)らしい(「かわいいね」など外見に関する言葉掛けが多いため)が、男脳はその視点が弱く、リスクをとり挑戦することを好むので、母からすれば男の子が危険なことに挑戦して怪我して帰ってきたり、他者に迷惑をかける行動をとってしまうことに対して理解しがたい。
もちろん「これくらいの子どもなら仕方ない」と割り切れることもあると思うが、
自身の子ども時代の経験に照らし合わせて男の子を見た時に「この子はなぜそうなることが予測できないの?バカなの?」「自分が子どもの時でもそのようなことはしなかった」とネガティブな感情を抱きがちになるのではないか?
しかも「男の子はしっかりしないといけない」「いいところに就職させないといけない」と男の子を育てる方がプレッシャーがかかりやすいのが現状だと思います。
母親の基準や価値観と子どもの現状が合わないとき、そのギャップにストレスに変わるというのは安易に想像できる。
女性は共感能力が高い。ということは逆に自分の感情に共感してほしい気持ちも強いはと思う。(だから感情(特に涙)で周りをコントロールしようとする。)
でもそれを男の子に求めるのは結構ハードルが高いことなのかもしれない。
「お母さんの気持ちもわかってよ!」と言われて想像できるのは女の子で、男の子にはなかなかの難問なのかもしれない。
子育てをする際には男の子と女の子の脳の違いや性差を知ることで、少しは「男の子はそんなもの、女の子はこんなもの」と割り切れる気持ちを持てるのかもしれない。
でも夫婦間でもいろいろミスマッチが起きるのは脳の構造の違いから感覚や判断基準が違うという理由も1つあるんだと思う。
そこで、大切なのは
簡単そうで難しいが、自分の考え方や気持ちをきちんと説明し伝えることだと思う。
「それくらいわかっているだろう(もしくは分かって当たり前」)」
なんて思っていても全然わかっていない。
というかわかるわけがない。
“自分はいま◯◯と思っている。”
“自分は◯◯という理由で◯◯をした。”
などお互いがどのような考え方をしているのか理解し合うことが大切だと思います。
親が子どものことを可愛がる=子どものことを理解しているではない。
「あの子の考えていることはわかっている」と思っている親ほど、自分の考えの中に子どもの考え方を含んでいるので、わかっていないことがたくさんあるはず。
あと、母親のことばかり書きましたが、一役買うのが父親。
父親の方が男の子の気持ちは少しは理解できるかもしれません。
思春期になると特にその傾向が強くなるのではないかな?と思います。
父親も積極的に子どもの話を聞いたり、いろいろな話をしてあげることが大切だと思います。
自分の人間関係や自身の行動を理解するために脳の構造や機能などの知識を得ることは有効かもしれませんね。
実際この本は図書館で借りましたが、結構予約が入っていて忘れたころに借りることができたという感じでした。
興味のある人は読んでみてください☆
男脳と女脳 [ 茂木健一郎 ] |
*自分自身について思ったこと
・おそらく私は男子脳の使い方をしている所が多い。笑
・いろいろな人(特に異性)と話をする機会を作りたいと思った。
・専門性を深めるために休日等を利用して、本を読む。
その前に今現在ある研修等の資料を整理する。
22日の休日は研修等の資料を整理しようと思います。
では、また☆
2015年を振り返ってみて気付いたことを書いてみます。
2016年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします(^^*!
1月1日
日が変わってから難波神社へ初詣。
夜中に初詣に行くなんて高校生ぶりでした★
寒くても夜中に初詣に行って神様にお願いするのもいいですね。
去年はこのブログを始めて、思ったよりも更新できる数が少なったのですが、
おそらく今年もスローペースの更新になりそうです。
それでも細々と続けていきたいなと思います♪
2015年を振り返ってみて気付いたこと
◆私はまだまだひよっこのよちよち歩きの途中だった
ブログは大学生の時にも書いていましたが、所詮学生の考えを書いただけで深く、いや何も考えていなかった気がします。笑
でも現在は専門職として働き、自らが情報を発信していくことのむずかしさを感じます。
そのため、ブログを書き進めるほど自分の勉強不足を痛感し、調べ、調べるうちに何が書きたいのかわからんくなり、更新を断念することも多くありました。
逆にそれによって気づいたことは・・・
「自分はまだまだ何も知らない」ということを自覚できたこと
所詮4年目ですが、中堅扱いされてしまう、先輩という立場に立つ、SVが付く頻度が減るなど自ら考え、仕事をやりこなしていくにつれてどこかで「できている感」が出てきてしまいます。(私の性格上の問題も大きいと思いますが、もっと謙虚さが必要!)
でもまだまだ勉強不足でもっと知っておくべきこと、知りたいことがあるなと気付いたので、社会人3年目の時よりも本を読む頻度が増えました。ちょうど社会人1年目、2年目の時の感じ。
職場の雰囲気に慣れるといけないなと思うのは、謙虚さを忘れてしまいがちになること。気を付けないといけないと感じます。
◆私という人間にお給料を払ってもらっているということ
あとこのことに関連してもう一つ「これは大切な考え」と思っていることがあります。
『もし僕がいま25歳なら、こんな50のやりたいことがある』(松浦弥太郎)に書いていたこと。
(手帳のメモに書いている言葉なので原文そのままの文言ではないかもしれません。)
会社というものはあなたが会社にいない時間も含めてあなたという人間にお給料を払っている。
これを見たときに、私は勤務時間だけがんばっていたら良いのではなく、仕事に関連する知識をつけることも必要であること、プライベートを充実させたり、健康管理をすることも大切なことなんだなと思いました。
それから「仕事で疲れたから本を読む余裕がない」という考えはやめました。
それなら「仕事で疲れたから休憩する時間が必要」という考えのほうが潔い気がします。「本を読む余裕がない」というのはなんだか言い訳のよう。
3年目までは有休を使うことに罪悪感がありました。
有休も使わずに必死に頑張っていることが「がんばっている象徴」のように思っていたので。でも4年目は4月から12月で10日間もとりました。
1年目~3年目までにとった有休はおそらく5日ほどなのに。
仕事の量が減ったことも理由として挙げられますが、有休をとってプライベートを楽しみながら仕事に集中したほうが効率がいいことにも気付いたからです。
結果有休はとってよかった。
これからもとれるときにはしっかり有休をとっていこうと思います。
それも「仕事の一部」だと私は考えています。
◆知識をつける=仕事は楽になる
また、知識をつけることで結局
仕事は楽になる
と気付きました。
「福祉の仕事は正解がないから難しい」とよく言われます。
確かにその部分はあるし、それが難しくて楽しいところだと思うのですが、
それでも偉く素晴らしい人たちの理論や研究されてき成果があります。
それを参考にすることはできるし、相手を納得させる材料にすることはできます。
それがあるかないかで、自分の中のケースワークの幅が変わります。選択肢が増えます。
そのほうが、悩む時間が選択肢がない時よりは短くなるなと思いました。
だから、半身浴をしている最中の読書時間は娯楽の本と仕事に関連する仕事2冊を持ち込んで読んでいます。
photo by ★keaggy.com
◆手帳と一緒に仕事ノートを持つ意味
1年目に作っていた仕事用のノートを再度作りました。
内容は
仕事の中で感じたこと、反省、改善点を残す。
TODOリストをメモ
仕事関連の本の内容で印象に残ったことをメモ
など
メモなので汚いですが・・・
こんな感じ。
『10代の脳』の本はとても興味深くてまだ読み進めているところです。
思春期の脳の仕組みを知ることで思春期の子どもたちの行動の理由や対応を教えてくれるのでとても勉強になります。
仕事ノートはただ単に振り返りの意味もあり、その時期に何を知りたかったのか残すことになり、私はたくさん情報が入るとパンクするのでアウトプットをする意味もあります。
毎日書くのが理想的だと思いますが私は書きたいときに書きます。
書くことによる効果が大きいので今年も続けていこうと思います。
もっとたくさん気付いたことはあると思いますが、今思いつく大きいことが以上のことなので、書き残しておきます!
では、また***
今年もがんばっていきましょーーー!!!
おふざけも忘れず・・・笑♡
日本の子どもの貧困〜保護者の責任ではなく社会の責任〜
こんばんわ★
私が大学生の時、結構衝撃的だったのが日本の子どもの貧困を書いた本でした。
日本の子どもたちに“貧困”というイメージが当時はなかったんですね。
でもその時にはすでに「子どもの貧困白書」という本が出ていて、パラパラめくり読んだと思います。
- 作者: 湯澤直美,中西新太郎,浅井春夫,平湯真人,阿部彩,松本伊智朗,岩川直樹,水島宏明,小西祐馬,山野良一
- 出版社/メーカー: 明石書店
- 発売日: 2009/08/26
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◆日本の子どもの貧困の現状
現在の状況をニュースなどから拾うと、
子供の相対的貧困率は上昇傾向。
大人1人で子供を養育している家庭の相対的貧困率が高い。
就学援 助を受けている小学生・中学生の割合も上昇続く。
子供の相対的貧困率は1990年代半ば頃からおおむね上昇傾向にあり,平成24(2012)年には 16.3%となっている。
子供がいる現役世帯の相対的貧困率は15.1%であり,そのうち,大人が1人の 世帯の相対的貧困率が54.6%と,大人が2人以上いる世帯に比べて非常に高い水準となっている。
平成27年度版 子供・若者白書より
また、世界的に見た時には少しデータは古いが、
2009年にユニセフ・イノチェンティ研究所の発表によると、日本の貧困率は14.9%で、調査した35カ国の中で9番目の高さとなりました(厚生省のデータとは算出方法が異なる)。
しかし、これを1人あたりのGDPが高い順に先進20カ国で見てみると、日本は、アメリカ、スペイン、イタリアに次いで4番目に高かったのです。
つまり、「先進国でワースト4の子供の貧困率」。
世界の子どもの貧困率の平均は13%なので、それよりも高い。
OECDがまとめたレポートでも、日本のひとり親世帯の相対的貧困率はOECDに加盟する33カ国のうち、アメリカ、スペイン、イタリアをおさえ、最も高い数値となっています。
◆子どもの貧困を放置した場合の経済的損失はこんなに高額になる!
12月4日、日本財団による研究にて、子どもの貧困対策を放置した場合の経済的損失についてのニュースが出ました。
日本財団と三菱UFJリサーチ&コンサルティングでは、深刻化する子どもの貧困を経済的視点から捉え、有効施策を立案するための基礎データ提供を目的として、2015年7月から11月まで研究を実施。
研究では、子ども時代の経済格差が教育格差を生み、将来の所得格差につながるという推定のもと、現状を放置した場合の「現状シナリオ」と、教育格差を改善する対策を行った場合の「改善シナリオ」を比較した。改善シナリオでは、おもに未就学児への教育支援を内容とする対策を行うことで、進学率・中退率が変化し、連動して各年齢時点の就業構造が変化することを想定した。
推計の結果、現在15歳の貧困世帯(生活保護世帯、児童養護施設、ひとり親家庭)の子ども約18万人が、64歳までに得る所得の合計は、現状シナリオでは約22.6兆円、改善シナリオで約25.5兆円。所得の差は、税・社会保障費用の個人負担額の差にも関係している。社会保険料と税の合計負担から社会保障給付を差し引いた「純負担額」は、現状シナリオで約5.7兆円だったのに対し、改善シナリオでは約6.8兆円となった。
よって、税・社会保障の純負担額が1.1兆円減少する(つまり政府の財政負担が増える)ということです。
アンダーラインを引いた現状シナリオ、改善シナリオとは?
1. 現状シナリオ:子どもの貧困対策を行わず、教育・所得格差が継続する場合=具体的には貧困世帯の子どもの進学率、中退率が現状のままのケース
2. 改善シナリオ:子どもの貧困対策を行い、教育・所得格差が改善された場合=主に未就学児への教育支援などの対策を行うことで、高校の進学率および高校中退率が非貧困世帯並みになり、かつ、貧困世帯の子どもの22%(海外研究事例)が大学などへ進学することになったケース
改善シナリオの詳細がわからないにしても、子どもの貧困を放置すれば経済的損失がでるということはもう何年も前から他国で言われてきたこと。
貧困家庭の場合、「いつ食べられなくなってもおかしくない」という不安感、緊張感が高い状態に身を置くことになる。
そして貧困であるということだけでも(その他の問題があればさらに)自己肯定感は低くなる傾向がある。
他の家庭と比べた時に「普通の家庭が良かった」「どうせお金はないし、高校に行っても・・・大学なんて行けないし・・・」と将来に対し悲観的になり、考えることをやめてしまう子どもたちは多いのではないかと思う。
考えることをやめるのはその不安感や恐怖感に向き合うのが怖いからであり、決してみんなが「怠けているわけではない」と私は思う。
しかし、大人から見ると「勉強しない結果だ」「向き合えないのは心が弱いから」などの子どものやる気の有無を理由にしてしまいがちではないだろうか?
日本は今でも家制度の根深さがあり、学歴社会の中で貧困層の家族は「自己責任」としてみられ、貧困なのは「親がちゃんと勉強をしていなかったからだ」「子どもが悪いことばかりするからだ」「仕方がない」と理由を“家庭の問題”に押し付けてきたように思う。
そこで「じゃあ生活保護を受けたらいいじゃないか」という声もあるだろう。
最低限度の生活を保障する生活保護の制度。
もちろん申請をし、受給が認められる場合は利用可能だ。
ただ、世間の生活保護受給家庭に対する風当たりは強い。
日本というのは特に世間の目を気にする社会であり、人種だろう。
その中で生活保護を受けることで烙印(スティグマ)を押されてしまうと思う人も多い。
子どもらの中でも生活保護を受けると「いじめられるのではないか」と思う子もいる。
世間から生活保護の制度に対し「税金の無駄遣い」「甘えているだけ」「自分たちの責任では?」などの非難が飛ぶ中、それを乗り越えて生活保護を受給することのハードルは高い。
自立に向けたセーフティーネットなのに、甘えている人たちのセーフティーネットのように見られるのだ。
しかし、本当に生活保護を受けているひとたちは甘えているのか?
不正受給もあるため、そのような見方を全否定するつもりはないが、
必死に「生活保護から抜けたい」と考え、決して甘えているわけではない人たちも多くいる。
しかも多くの保護者は様々な自己責任と関係ない課題を抱えていることもしばしばだ。
子どもの頃に虐待を受けていた人⇒精神疾患を抱えることもしばしばある。
貧困のため教育を保障してもらえなかった人⇒学歴社会からはじかれ、就労困難に陥る。
非行などの問題を抱えてていた人(多くは児童虐待の被害者)⇒前科があり、より就労が困難な場合もある。
知的障がいや発達障がい、精神障がいを抱えている人
ひとり親家庭⇒DV被害者や若年出産、未婚で子持ちになる人(父親は養育費など責任をとらない場合も多い)たちもいる。
これらの問題への対策がなされてきたのはほんの少し前で、現在の親の世代はその支援を受けることが難しかった人たちも多い。
ゆえに、子どもの貧困は「保護者の責任」ではなく「社会の責任」として捉えるべきではないだろうか?
子どもたちが健やかに生まれ、育成できるよう努めることは社会の責任であることを表している。
日本は教育や児童福祉に対する国家予算がOECD内で見て、とても低くて有名である。(とても残念)
急に変えることは難しいだろうが、子どもの貧困をなくすためにはこれらの分野へ予算の拡大、それに伴い支援・制度の拡充を図る必要がある。
結果的に出てくる経済的な損失を減らしていくことが国家予算の赤字を減らすことにつながる。
それが、子どもたちの教育保障を高め、学力の向上につながり、
失業率の低下や自殺者の減少、児童虐待や不登校、少年犯罪を減らすこと(少年犯罪は現在減少傾向だが・・・)などにつながり、
国民の幸福感につながり、
もしかしたら出生率の向上につながり・・・
とそんなにうまいこといくのかはわからないが、つながるのではないかと私は考えている。
もしかしたら書いた文章には根拠が乏しいものもあるかもしれない。
今の考え、知識の中で書いているため、そこはご理解いただきたい。
間違っている部分や意見があれば教えてほしいです。
しかし、根拠を持って説明できるようにならないといけないなーとこのブログを始めて思った。
だから書きたいことはなんとなくあるのに、なんだかまとまらず、書き上げることができない!
いかに自分の“わかっているつもり”が多かったことに気づかされた。
そのため下書きに4つほど記事が保存されたままになっている。
少しずつ書くことができたらいいな。
拙い文章ですが、誰かが「そうなのかもしれない」と考えるきっかけになってもらえたら嬉しいです*
今日はこの辺で♪
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シングルマザーの「時間的貧困」〜行政の支援の使いにくさ〜
こんばんわ★
今日は半身浴中(本日80分ほどね!)に読んだ部分で印象に残った部分をピックアップ。
前回も書いた本「シングルマザーの貧困」 水無田気流 光文社新書 2014年
P133より、第4章“シングルマザーの時間的貧困”が始まる。
各章にはある家庭の実例が載っている。
この章の事例は47歳の母、中3男児の母子家庭。
34歳の時に2歳だった子どもをつれて離婚。
原因は元夫がペルー人で日本滞在を目的とした結婚だったこと、ゆえに協力的ではなく、生活費を入れない、母へ暴力を振るうといったもの。
具体的な内容は省くが、子どもの年齢に合わせて職業を転々とする。
この母は高卒。転職の度に高卒という学歴がかなり不利だったことを痛感。
ひとり親就労支援プロジェクト | Goldman Sachs Gives コミュニティ支援プログラム
に参加し、上限20万円の補助をうけ、大卒の資格をとるために短大通信部に入学したとのこと。
そんな母の言葉。
「生活保護は考えたことがない」
「何より自分の力で自立したい」
「行政の支援は『一生かわいそうな人でいいんだよ』と言われているようで、使いにくいんです。私の場合、ちょっと助けてくれればいいんです。ちょっと助けてくれたら、自力で上に行けるという人間にちょうどいい支援が、行政にはないように思います。」
筆者はこのあとで
本書を執筆するにあたって、シングルマザーのみなさんからたびたび耳にした言葉が、「必要な支援がない」「柔軟な支援がほしい」といったものであった。この言葉の背景には
シングルマザーの生活時間配分には時間的な余裕や柔軟性が欠落している点があげられる。
この章ではシングルマザーが「男性並み」に仕事をしているにも関わらず、
家事負担は減らず、女性という性別というだけで「家事の担い手」「家族を守ること」にかなりの時間を費やしているという。
日本のシングルマザーは「就労率が高く、労働時間が長く、貧困率が高い」。
とも書いている。
私自身、正直独身で仕事をして一人暮らしをするだけで結構大変だなと感じる。
残業は当たり前だし、どこか手当もらっているから仕方ないと思う部分はあるものの、残業がなくなれば結構な死活問題になる。一人暮らし独身でも!
その中で子どもを抱えて経済的に生活を支え、家族サービスをしていくのは相当大変だろうと思う。
文字を大きくした部分は私にとって
「そういう気持ちになるのか!」と少し驚いた部分。
制度はあっても気持ちの壁がある人は多いのだろうなと改めて思った。
「ちょうどいい支援」って何だろう。
でもそれって多くの人が望んでいることなんでしょ?
うーん。難しい。
では行政に求めるサービスは何であろうか?
この章には記載がない。
私が考えるに
①公立保育園に預けることができる(待機児童なし)
②既存のひとり親家庭支援の事業の実施市町村の拡大、利用のしやすさの向上
がまず大切なことだと思う。
①公立保育園に預けることができる
認証保育園、無認可保育園の保育料は公立に比べてかなり高い。
公立の保育園に入れないと、
仕事をしてもその高い保育料に消えて行く。でも仕事をしないといけないし、そうなると子どもを預けないといけない。
時間的にも精神的にも余裕がない状態になってしまう。
②既存のひとり親家庭支援の事業の実施市町村の拡大、利用のしやすさの向上
ひとり親家庭の支援について 厚生労働省雇用均等・児童家庭局家庭福祉課↓
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/pdf/shien.pdf
調べてみると様々な支援事業があるにも関わらず、実施している数が少ない事業がある。特に、生活支援の実施はまだまだ全国的にしっかり制度が浸透し、支援できているかは疑問が残る。
実施自治体数:813か所(平成24年度)
特に件数の少ない事業
(3)児童訪問援助事業(延べ件数:772件)
(4)学習支援ボランティア事業(延べ件数:638件)
もう少し需要はありそうだが、担い手が少ないことも実施件数が少ない理由の1つかもしれない。
既存の支援事業は「ちょうどいい支援」になり得るのか?
しかし、様々な家庭ある中、どこに基準を合わせるかで「ちょうどいい支援」は変わるため、全家庭にとって「ちょうどいい支援」を実施するのは不可能だろう。
やはりその“間”部分はNPO法人などの団体が担わないと難しいのか・・・。
もう少しきちんと”ひとり親家庭の支援について 厚生労働省雇用均等・児童家庭局家庭福祉課”を見ることとしよう。
まだまだ実情を知ること、勉強することが必要みたいです。
今日はこの辺で★
子どもの貧困・シングルマザーの貧困を読んでいる途中で、覚え書き
こんにちわ★
久しぶりに昼まで寝ていました。
なんともいえないこの子どもの表情★かわいい!
最近子どもの貧困・ひとり親家庭の貧困について書かれた本を読んでいます。
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全て読んでいないので、途中の時点で私の思うことです。
子どもに関する本、ひとり親に関する本ですが、内容はかなりかぶるところもあります。というものやはりひとり親家庭の貧困がとても深刻だからですね。
それは「離婚したその人の責任でしょ?」で片付けられるような簡単な話ではない。
DV、借金、虐待いろいろな理由で子どもを守るために離婚を選択する人もいる。
これは社会的には母親が多いというイメージだと思うが、父親も同じくである。
ただ、ひとり親で子どもらを育てるにはなかなか厳しい社会です。
まだまだひとり親家庭の実態に対する理解も薄い気がします。
仕事の時間外も多いし、子どもが熱を出したから帰りますと言って「いいよ!早く帰ってあげなさい!」と快く送り出してくれる職場が全てではなく、肩身狭い思いをしている親はたくさんいるのではないかと思います。
サービスがあっても情報を知らなかったり、費用がかかると使えないなどの状況もあると思います。
日本には「家制度」がありました。また文化として「恥の文化」(ベェネディクト)もあり、さらに「母性神話」や家族に関する美化された理想が今でもとても根強く残っていると思います。
今の祖父母世代はそのような考えの中で生き抜いてきた人たちが多いので、否定するつもりはありません。しかし、今の若い世代は実体験がないので、あまりよくわからない。
親から教えられる考えとちまたにあふれている考えが様々すぎて混乱しているのではないでしょうか?
なぜなら、「家制度」があった時は「男は仕事、女は家事」とされ、女性の地位はかなり低いもので、それはそれでとても悲しい話ですが、わかりやすい「役割」がありました。そして役割を果たせば認められるのです。そして世間もそれを強く望んでいました。
戦後家制度が撤廃された後も、先ほど書いたように生きてきた世代はもちろん子どもに同じことを求めるので、同じように育てられる。
しかし、だんだん女性の権利が主張されるようになった、共働き率が高くなってきたと女性の生きる選択肢が増える。
男性は仕事をしているだけでは「物足りない」と言われるようになった。「イクメン」という言葉ができましたね。父親にも「子育てを担うべき」という考え方になりました。これはとても大切なことです。
女性は家事をして子どもを産んで育てるだけでは「物足りない」と言われるようになった。仕事も家事も子育てもして「一人前」のような考え方になりました。女性の生きる幅が広がるのでこれも大切なことですね。
仕事の選択肢も広がりました。
第1次産業の仕事が減り、第3次産業の仕事が増え、雇用形態も正社員だけではなく、非正規社員も出てきました。
大学を出ても非正規社員で働く人もいる。大企業に勤めても社員カットがある。今どこに勤めても安心と言えない。だから公務員が人気★のような流れもある。
社会的に「一人前」と認めてくれるような夫・妻で子育ても仕事も両立できる家庭に理解がない会社も多く、(というより業務量とマンパワーのバランスが悪く、時間外労働が当たり前、人が少ないから抜けられると困るなど、考え方よりマンパワーの低下によるとところもあると思う。)「理想の家族像」を叶えることがかなり困難であることに気づく。
しかし、国の制度が現状に追いついていない。というよりも「家族解決型」でなんとかしてね、という風潮が強い。
結果、理想的な家庭からはずれたひとり親家庭の支援は後回しになった。
国はその「自己責任」に甘えて、ひとり親家庭や子どもの貧困への支援を十分してくることはなかった。その結果が、今の貧困率の高さを産み、(貧困の再生産)子どもらの学力低下、不登校、虐待などの問題につながっていると思う。
日本人は「〜をしなさい」と言われたら真面目にするんだけど、
「自由にしなさい」と言われたら「どうしよう?」と迷って動きが鈍る人、動けない人が多いと思います。それはその人個人の能力ということではなく、そのような時代があり、未だ残っている文化的な背景が大きいと思います。
だから「自由」は必要だし、大切だけど、一つの生きづらさになっているのかな?と思ったりします。
そんな時代だからこそ子どもたちの育ちを十分にすることがとても大切だと思います。
そのために子どもが貧困という理由で教育から遅れ、社会から遅れることを「自己責任」という形で丸投げしてはいけない。
そこに対する投資は将来的に見ると歳出の削減になります。
だから、今それに取り組む支援を考えるべきだろうなと漠然と思っています。
根拠とする数字をあげたわけではないですが、
ここ最近ずっとこのようなことを考えていたので覚え書き。
もう少し具体的に書けるようにしたいと思います。
もし良ければ、興味があれば上の本を読んでみてください。
特に生活保護関係の仕事をしている人には読んでほしい。
「子どもの貧困」の筆者は元生活保護のCWです。
そこから見えてきたことも書かれています。
私はまだ知識も薄く、文面もおこちゃまみたいな感じですが、
発信することに意味があると思っているので、書いています。
もしよろしければシェアしてください^^*
では今日はこの辺で★
子どもの貧困 実態調査へ〜これは大切な大切な第一歩!〜
こんばんわ★
今日こんなニュースをみて「ナイス!」と思いました。
子供の貧困対策を巡り、政府は、食事の回数や虫歯の数といった子供の生活実態に関する初の全国的調査を実施する方針を固めた。
生活保護世帯の進学率などのデータはあるが、生活や学習の実情は十分につかめておらず、効果的な支援が難しい状況にある。事情は地域ごとに異なるため、全国一律ではなく各市区町村に実施を促す。併せて調査を踏まえた自治体の事業に助成も行う。
効果的な支援策を打ち出すためには、世帯収入や食事回数、学校の出欠、成績など「子供の実情」の把握が必要と判断した。
実態調査をした上で必要な事業を始め、支援につなげていく。
国をあげて取り組みべき社会問題であるという認識が強くなったということの現れでしょうね。とてもいいこと!まさに子どもの貧困への対策が虐待を減らす一つの対策につながると思います。
このニュース以前に「お!これはすごい!」と思っていたのは東京都足立区の取り組み。足立区には子どもの貧困対策担当課があり、子どもの貧困対策への取り組みが注目を浴びています。
東京都足立区は、今年度を「子どもの貧困対策元年」と位置づけ、新規事業と拡充事業に乗り出している。その対策の中で、全区立小学校69校の1年生およそ5300人の保護者を対象に、子どもの貧困の実態を把握する無記名アンケートを実施。7月にはすでに、6校約500人に先行調査を行い、11月には、残りの全校で調査する予定だ。家庭の経済状況や子どもの健康状態などを調べ、効果的な貧困対策につなげるのがねらい。
また、
区は7月、区立の全69校のうち6校の小学1年生約500人の家庭を対象に、保護者の年収や学歴、子どもの生活環境を尋ねる調査を行った。約350人の家庭から回答が得られたといい、保護者からの苦情もなかったという。
回収率や調査の質問票の内容は12月にホームページで公表する。回答は国立成育医療研究センターが分析し、来年4月をめどに結果を明らかにする方針だ。
子ども貧困調査、回収7割…東京・足立区 : 教育 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
これは「実情をわかってほしい!」という保護者の期待の大きさの現れだと思います。
足立区の取り組みは随時確認していこうと思います。12月の公表もチェックしないとね!
その前に子どもの貧困率の定義の復習や子ども・若者白書も改めてみておこう。
大阪府の市町村もおそらく実態調査に名乗りをあげると思います。
できれば可能な限り多くの市町村で実施してほしい。
ぎりぎりの予算しかない行政だが、市町村の実施する事業に対し国からの助成もあるということで、未来の社会的コストを考えると今動いてほしい!
今日はこの辺で♪
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