子どもたちにもっとスマイルを!〜子どもの社会問題に取り組む〜

子どもの貧困、虐待を減らし、子どもたちの笑顔を増やしたい。そのために何ができるか模索中。社会に必要とされる1人の人間になるため日々邁進!

子どもの貧困・シングルマザーの貧困を読んでいる途中で、覚え書き

こんにちわ★

久しぶりに昼まで寝ていました。

 

http://www.flickr.com/photos/55579224@N08/17741058030

photo by G.Alonso

 

なんともいえないこの子どもの表情★かわいい!

 

最近子どもの貧困・ひとり親家庭の貧困について書かれた本を読んでいます。

 

 

 

全て読んでいないので、途中の時点で私の思うことです。 

 

子どもに関する本、ひとり親に関する本ですが、内容はかなりかぶるところもあります。というものやはりひとり親家庭の貧困がとても深刻だからですね。

 

それは「離婚したその人の責任でしょ?」で片付けられるような簡単な話ではない。

 DV、借金、虐待いろいろな理由で子どもを守るために離婚を選択する人もいる。

これは社会的には母親が多いというイメージだと思うが、父親も同じくである。

 

ただ、ひとり親で子どもらを育てるにはなかなか厳しい社会です。

まだまだひとり親家庭の実態に対する理解も薄い気がします。

仕事の時間外も多いし、子どもが熱を出したから帰りますと言って「いいよ!早く帰ってあげなさい!」と快く送り出してくれる職場が全てではなく、肩身狭い思いをしている親はたくさんいるのではないかと思います。

サービスがあっても情報を知らなかったり、費用がかかると使えないなどの状況もあると思います。

 

日本には「家制度」がありました。また文化として「恥の文化」(ベェネディクト)もあり、さらに「母性神話」や家族に関する美化された理想が今でもとても根強く残っていると思います。

今の祖父母世代はそのような考えの中で生き抜いてきた人たちが多いので、否定するつもりはありません。しかし、今の若い世代は実体験がないので、あまりよくわからない。

親から教えられる考えとちまたにあふれている考えが様々すぎて混乱しているのではないでしょうか?

 

なぜなら、「家制度」があった時は「男は仕事、女は家事」とされ、女性の地位はかなり低いもので、それはそれでとても悲しい話ですが、わかりやすい「役割」がありました。そして役割を果たせば認められるのです。そして世間もそれを強く望んでいました。

戦後家制度が撤廃された後も、先ほど書いたように生きてきた世代はもちろん子どもに同じことを求めるので、同じように育てられる。

しかし、だんだん女性の権利が主張されるようになった、共働き率が高くなってきたと女性の生きる選択肢が増える。

男性は仕事をしているだけでは「物足りない」と言われるようになった。「イクメン」という言葉ができましたね。父親にも「子育てを担うべき」という考え方になりました。これはとても大切なことです。

女性は家事をして子どもを産んで育てるだけでは「物足りない」と言われるようになった。仕事も家事も子育てもして「一人前」のような考え方になりました。女性の生きる幅が広がるのでこれも大切なことですね。

 

仕事の選択肢も広がりました。

第1次産業の仕事が減り、第3次産業の仕事が増え、雇用形態も正社員だけではなく、非正規社員も出てきました。

大学を出ても非正規社員で働く人もいる。大企業に勤めても社員カットがある。今どこに勤めても安心と言えない。だから公務員が人気★のような流れもある。

社会的に「一人前」と認めてくれるような夫・妻で子育ても仕事も両立できる家庭に理解がない会社も多く、(というより業務量とマンパワーのバランスが悪く、時間外労働が当たり前、人が少ないから抜けられると困るなど、考え方よりマンパワーの低下によるとところもあると思う。)「理想の家族像」を叶えることがかなり困難であることに気づく。

 

しかし、国の制度が現状に追いついていない。というよりも「家族解決型」でなんとかしてね、という風潮が強い。

 

結果、理想的な家庭からはずれたひとり親家庭の支援は後回しになった。

国はその「自己責任」に甘えて、ひとり親家庭や子どもの貧困への支援を十分してくることはなかった。その結果が、今の貧困率の高さを産み、(貧困の再生産)子どもらの学力低下不登校、虐待などの問題につながっていると思う。

 

日本人は「〜をしなさい」と言われたら真面目にするんだけど、

「自由にしなさい」と言われたら「どうしよう?」と迷って動きが鈍る人、動けない人が多いと思います。それはその人個人の能力ということではなく、そのような時代があり、未だ残っている文化的な背景が大きいと思います。

 

だから「自由」は必要だし、大切だけど、一つの生きづらさになっているのかな?と思ったりします。

 

そんな時代だからこそ子どもたちの育ちを十分にすることがとても大切だと思います。

そのために子どもが貧困という理由で教育から遅れ、社会から遅れることを「自己責任」という形で丸投げしてはいけない。

そこに対する投資は将来的に見ると歳出の削減になります。

 

だから、今それに取り組む支援を考えるべきだろうなと漠然と思っています。

 

根拠とする数字をあげたわけではないですが、

ここ最近ずっとこのようなことを考えていたので覚え書き。

 

もう少し具体的に書けるようにしたいと思います。

 

もし良ければ、興味があれば上の本を読んでみてください。

特に生活保護関係の仕事をしている人には読んでほしい。

「子どもの貧困」の筆者は元生活保護のCWです。

そこから見えてきたことも書かれています。

 

私はまだ知識も薄く、文面もおこちゃまみたいな感じですが、

発信することに意味があると思っているので、書いています。

もしよろしければシェアしてください^^*

 

では今日はこの辺で★