子どもたちにもっとスマイルを!〜子どもの社会問題に取り組む〜

子どもの貧困、虐待を減らし、子どもたちの笑顔を増やしたい。そのために何ができるか模索中。社会に必要とされる1人の人間になるため日々邁進!

『男脳と女脳』(茂木健一郎)を読んで母親が男の子の子育てに難しさを感じることについて考えてみた。

こんにちわ☆

久しぶりの投稿。

 

3日間でばーっと読んだ本『男脳と女脳』。

文字数がそこまで多くないため読みやすかった。

大学生の時から脳については興味があって、男女の性差は脳の構造にもよるものだし、対人援助をする上ではその脳のことを知る必要もあるかな?と思っていた。

でも脳幹だか、前頭葉とか、海馬とか・・・結局ぐちゃぐちゃのまま。笑

本気を出していないということだが・・・

 

この本はめっちゃ簡単に書くと

・脳の構造の話はほとんど出ず、具体的な例を出しながら双方の特徴を書いているため、男脳と女脳の違いが分かりやすく書かれている。

・男性・女性がどのようにして脳の鍛えたり、伸ばしたりしたらいいのか書かれている。

 

簡単の簡単の簡単に違いを書くと、

・男:理屈で物事を考える  

 女:好き・嫌いで判断、感情で周りをコントロールしようとする。

・男:結果重視  女:プロセス重視

・男:ヒエラルキー関係を作ろうとする  女:フラットな関係を作ろうとする

・男:敵に対し共感回路をシャットダウンできる。(敵と見なせばふるい落とすことに抵抗感がない)

・女:共感能力が高いため、医療・福祉・教育・コーディネーターの仕事が向いている。

 

茂木氏は双方の違いを書いた上で

これからの時代は男脳も女脳も持ち合わせた「ハイブリット脳」を持つべきだとする。

男は共感能力を上げ、女は専門性を深く追求するといいという。

また、いろいろなことに対し自分の思い込みでガラスの天井=限界を作ってしまっているが、それを打ち破ることは可能でどんどん挑戦すべきだとも書いていました。

 

本当はこんなに薄っぺらい内容ではなく、もっといろいろ書いています。笑

 

本を読んで思ったことは

・母が男の子を育てにくいと感じるのは、性別による脳の違いにより理解できない部分が多いことも関係しているのではないか?ということ。

 

女脳は他者からどう見られているのかという意識を幼少期から持つ(持たされる)らしい(「かわいいね」など外見に関する言葉掛けが多いため)が、男脳はその視点が弱く、リスクをとり挑戦することを好むので、母からすれば男の子が危険なことに挑戦して怪我して帰ってきたり、他者に迷惑をかける行動をとってしまうことに対して理解しがたい。

もちろん「これくらいの子どもなら仕方ない」と割り切れることもあると思うが、

自身の子ども時代の経験に照らし合わせて男の子を見た時に「この子はなぜそうなることが予測できないの?バカなの?」「自分が子どもの時でもそのようなことはしなかった」とネガティブな感情を抱きがちになるのではないか?

しかも「男の子はしっかりしないといけない」「いいところに就職させないといけない」と男の子を育てる方がプレッシャーがかかりやすいのが現状だと思います。

母親の基準や価値観と子どもの現状が合わないとき、そのギャップにストレスに変わるというのは安易に想像できる。

女性は共感能力が高い。ということは逆に自分の感情に共感してほしい気持ちも強いはと思う。(だから感情(特に涙)で周りをコントロールしようとする。)

でもそれを男の子に求めるのは結構ハードルが高いことなのかもしれない。

「お母さんの気持ちもわかってよ!」と言われて想像できるのは女の子で、男の子にはなかなかの難問なのかもしれない。

子育てをする際には男の子と女の子の脳の違いや性差を知ることで、少しは「男の子はそんなもの、女の子はこんなもの」と割り切れる気持ちを持てるのかもしれない。

 

でも夫婦間でもいろいろミスマッチが起きるのは脳の構造の違いから感覚や判断基準が違うという理由も1つあるんだと思う。

 

そこで、大切なのは

簡単そうで難しいが、自分の考え方や気持ちをきちんと説明し伝えることだと思う。

「それくらいわかっているだろう(もしくは分かって当たり前」)」

なんて思っていても全然わかっていない。

というかわかるわけがない。

“自分はいま◯◯と思っている。”

“自分は◯◯という理由で◯◯をした。”

などお互いがどのような考え方をしているのか理解し合うことが大切だと思います。

親が子どものことを可愛がる=子どものことを理解しているではない。

「あの子の考えていることはわかっている」と思っている親ほど、自分の考えの中に子どもの考え方を含んでいるので、わかっていないことがたくさんあるはず。

 

あと、母親のことばかり書きましたが、一役買うのが父親。

父親の方が男の子の気持ちは少しは理解できるかもしれません。

思春期になると特にその傾向が強くなるのではないかな?と思います。

父親も積極的に子どもの話を聞いたり、いろいろな話をしてあげることが大切だと思います。

 

自分の人間関係や自身の行動を理解するために脳の構造や機能などの知識を得ることは有効かもしれませんね。

実際この本は図書館で借りましたが、結構予約が入っていて忘れたころに借りることができたという感じでした。

興味のある人は読んでみてください☆

  

男脳と女脳 [ 茂木健一郎 ]

男脳と女脳 [ 茂木健一郎 ]
価格:1,404円(税込、送料込)

 

 *自分自身について思ったこと 

・おそらく私は男子脳の使い方をしている所が多い。笑

・いろいろな人(特に異性)と話をする機会を作りたいと思った。

・専門性を深めるために休日等を利用して、本を読む。

 その前に今現在ある研修等の資料を整理する。

 

22日の休日は研修等の資料を整理しようと思います。

 

では、また☆